てんかん患者のQOL

学会の取り組みetc

第53回日本てんかん学会学術集会が2019年の11月に神戸で行われました。

 

そこで行われたシンポジウムの一つに「てんかんにおける美容・衛生・公共サービス」というものがあり、 様々な話し合いがもたれました。
肥満や薄毛、審美歯科についての発表をそれぞれの専門分野の医師の協力を得つつ、てんかんの専門医が発表していく、というもの。

 

題材の一つには医療脱毛も取り上げられています。
「てんかんと美容脱毛(Epilepsyandpermanenthairremoval)」というタイトルです。
このサイトでも紹介しているドクター松井クリニックの院長先生の協力のもとと、てんかん専門のクリニックである新宿神経クリニックの院長先生による発表です。
こういった活動も行っているということで、いろいろとカウンセリング時に直接聞いてみてもよいかもしれません。

 

QOLを上げていくためには公共の理解を得ていかなくてはなりません。
ただ、閉ざされた知識のままで一般的な認知が深まっていないのは事実です。
こういった学会の取り組みが身を結んでいくことに期待が高まります。

 

「てんかん持ち」に対する偏見はまだまだ根強いのは確かですが、知識の共有は進んでいきます。
運転免許取得の基準も変化していったように、様々なことが今後良い方向に変わっていくはずです。
その一環として脱毛可能な美容クリニックもより広がっていくのではないでしょうか。

 

 

 

てんかん患者の運転免許の取得基準について

てんかん患者が運転免許を取ることは昔は不可でした。
現在は下記の基準が設けられており、基準を満たす場合は免許の取得が可能となっています。

 

1 発作が過去5年以内に起こったことがなく、医師が「今後、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合
2 発作が過去2年以内に起こったことがなく、医師が「今後、x年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合
3 医師が、1年間の経過観察の後「発作が意識障害及び運動障害を伴わない単純部分発作に限られ、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合
4 医師が、2年間の経過観察の後「発作が睡眠中に限って起こり、今後、症状の悪化のおそれがない」旨の診断を行った場合

 

 

新宿のドクター松井クリニックはこの基準に準じたかたちでてんかん患者の脱毛受け入れをしています。
アリシアクリニック、湘南美容クリニックは、この基準の1番目に近い形、5年発作の起きていない場合、という基準を設けています。
現在これらの基準に当てはまらず、免許を取得できなかったり、上記の脱毛クリニックでも脱毛を受けられないという人でも、きちんと服薬を続けて発作の起きない年数を重ねていけば基準を満たすケースは多いはず。
地道な努力ともいえますが、頑張っていくことは十分に価値があります。

てんかん患者のQOL記事一覧

てんかん患者が運転免許を取ることは昔は不可でした。現在は下記の基準が設けられており、基準を満たす場合は免許の取得が可能となっています。1 発作が過去5年以内に起こったことがなく、医師が「今後、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合2 発作が過去2年以内に起こったことがなく、医師が「今後、x年程度であれば、発作が起こるおそれがない」旨の診断を行った場合3 医師が、1年間の経過観察の後「発作が...

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